• 雛人形の収納はどうする?保管場所や収納するコツを徹底解説します!

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    雛人形は、3月3日の桃の節句に飾るお人形。子どもに災いが起こらないようにという両親の願いを込めて、子どもの幸せを願い飾ります。

    代々受け継がれることも多く、家族にとってとても大切なもの。来年もまたキレイな状態で飾ることができるように、末長く大切に使い続けられるように、収納することが大切です。

    今回は、雛人形をキレイに保つための収納場所や収納するための箱、コツなどをお伝えします!

     

    雛人形の収納に適切な保管場所は?

    雛人形は、様々な素材を使ってできている工芸品なので、キレイに保管するためには保管場所に注意が必要です。お家の中で、雛人形の収納に適した場所をお伝えします。

    ①湿気が少なく、風通しの良い場所

    雛人形にとって最大の敵は湿気です。湿気は、結露やカビを発生させてしまいます。

    お家の中で、窓のそばやキッチン、浴室などの水回りに近い場所は湿気の多い場所です。その近くにある収納場所に雛人形を収納するのは避けましょう。

    また、風通しが悪いと湿気が溜まりやすくなります。雛人形を収納した後、そのまま1年置いておくのではなく、たまに天気の良い日に収納場所のドアを開けて、換気するようにしましょう。

    ②寒暖差の少ない場所

    雛人形は、様々な素材が組み合わさってできています。

    寒暖差が大きいと、素材にひび割れや劣化が起き、木製の部分に歪みがでたり、お人形のお顔が割れたり、剥がれてしまうことも…。

    寒暖差が起きやすい、外壁に面したクローゼットや窓の近くに収納するのは避けましょう。

    ③直射日光が当たらない場所

    衣装などに使われている絹は、直射日光に当たると劣化する恐れがあります。

    衣装の傷みや変色、日焼け被害が心配です。日当たりのいいリビングやベランダに近い場所は、収納するのを避けましょう。

    ④高さのある場所

    雛人形にとっての敵である湿気は、下に溜まりやすいです。長期間、床置きして保管すると、ホコリが溜まったり、湿気でカビが生えてしまうことがあります。

    収納場所はやや高めの場所。具体的には、タンスの上、クローゼットや押入れの上段、ロフトなどがおすすめです。

    すべての条件に合う場所がないときは?

    お家の中で収納場所を考えたとき、すべての条件に合う場所がないということもあります。そういった場合は「虫干し」をすることで、雛人形のカビや傷みを避けることができますよ。

    虫干しとは、収納している雛人形を箱から出し、風に当て、再び箱に戻して収納することで、9月〜10月の天気がよく乾燥した日に行います。

    この一手間で、お人形の状態をよく保つことができますよ。特にマンションなどの集合住宅では、部屋の密閉性が高いため、虫干しをしておくと安心です。

    また、収納場所のクローゼットなどは、物をびっしり詰め込むのではなく、余裕を持って収納するようにしましょう。収納しているケースや箱のまわりは空間を開けて、空気が通るようにすると、湿気を防いでくれます。

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    雛人形を収納する箱のおすすめは?

    雛人形を大切に保管するためには、どんな箱に収納するのが一番よいのかお伝えします。

    購入時に入っていた箱

    基本的に、雛人形を購入した際に入っていた箱をそのまま利用して、毎年収納するのがおすすめです。

    雛人形メーカーの箱は、箱から出したものをそのまま収納できるように考えて作られています。中には、キレイに収められるように仕切りをつけたりして片付けやすさを工夫しているものもありますよ。

    片付け方も、購入時と同じように収納すれば、傷みや破損のトラブルも少なく簡単です。

    桐箱

    桐は、湿度に合わせて呼吸する素材で有名です。湿気に対して、多湿にも乾燥にも効果を発揮してくれるので、湿気によるカビや乾燥によるひび割れなどの劣化を防いでくれますよ。

    機能が優れているため雛人形の保存用の箱としてかなり理想的なのですが、お値段が高め。特に、段飾りで多くのお人形やお道具を収納する必要がある場合は、全てを桐箱に収納するのはコストがかかりすぎてしまい難しいかもしれません。

    そんな時は、お内裏様とお雛様のおふたりを収納する箱だけ桐箱にするというのもいいですね。雛人形収納用の桐箱は、色々なサイズで販売されているので希望に合わせて購入できますよ。

    桐箱に収納できる雛人形▽

    桐箱に収納できる雛人形

    衣装ケースやプラスチックケース

    「元々の購入時の箱は壊れてしまった」や「桐箱は高すぎるし」という方には、衣装ケースやプラスチックケースでの保管がおすすめです。プラスチック製だと軽い素材のものも多いので、出し入れも楽になりますよ。

    収納スペースがあまり取れない場合も、衣装ケースや引き出し式のプラスチックケースに収めるとコンパクトに収納することができます。

    雛人形は細かいパーツごとに箱に入っていることが多く、箱だらけでかさばりがちに。ジッパーバッグも使用して、お道具など同じような素材のものをまとめて入れると、さらにコンパクトになります。

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    大切な雛人形を収納するためのコツ

    代々受け継がれてきたり、おじいちゃんおばあちゃんからプレゼントされることも多い大切な雛人形。雛人形をキレイに保管・収納するためのコツをご紹介します。

    ①収納する日の天気に気をつける

    雛人形の片付けは、3月3日以降のからっと晴れた湿気の少ない日に行いましょう。

    よく「雛人形の片付けが遅くなると、お嫁入りが遅れる」というジンクスも聞きますが、無理に雨の日や湿気の多い日に片付けると、大切な雛人形にカビやシミを作る原因になってしまいます。必ず、晴れた日に片付けましょう。

    ②手をしっかり洗ってから触る

    雛人形を片付ける前には、必ず洗剤で手を洗い、よく乾かしてから触ります。シミの原因になってしまうので、雛人形のお顔だけは素手で触らないようにしましょう。

    雛人形に触れるとき、手袋を付けることを勧めていることが多く、雛人形のセットに白手袋が付属していることもよくあります。お人形のお顔以外は、素手で触っても大丈夫な素材ばかりです。

    雛人形は、お家にある身近な伝統工芸品の1つ。お人形の着物の生地感や手作りのお道具の細かさに直接触れてみるのも大切な経験です。

    手をキレイにして、子どもと一緒に片付けながら雛人形に触れると、より子どもにとって雛祭りが身近な行事になるでしょう。

    ③ホコリや汚れをしっかり落とす

    収納する前に、毛ばたきや、やわらかい布を使ってホコリや汚れをしっかり落としましょう。

    雛人形は飾っている間に、ホコリなどが付着してしまいます。そのまま収納してしまうと、劣化の原因になることも…。

    お人形だけでなく、他のお道具などの小物も、取り外せる部分は一度取り外し、ティッシュや綿棒などを使って細かい部分もキレイしましょう。

    ホコリを取った後は、お人形のお顔を必ず、面紙で保護します。ティッシュを顔の幅に合わせて折りたたみ、髪を乱さないように優しくクルクルと巻きつけて、端をセロハンテープでとめるだけでOKです。

    ④箱の中の容量は少なめに余裕を持たせる

    箱の中は詰め込みすぎないことが大切です。

    ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、お人形やお道具同士が擦れて、傷つくことも。箱の中のスペースにゆとりを持たせて収納しましょう。

    どうしても詰め込みのようになってしまう場合は、お人形とお道具やお飾りを分けて、別の箱で保管するのもおすすめです。

    ⑤防虫剤を入れる

    雛人形の虫除けには防虫剤を使います。

    雛人形の衣装に使われる糸などは特別なものです。普段よく使っている衣類用の防虫剤ではなく、人形専用の防虫剤を購入しましょう。

    防虫剤の入れ方は、収納箱の隅に1つ入れるだけ。防虫剤と一緒に、防カビ剤や乾燥剤など他の薬を入れないようにしましょう。薬品同士が化学反応を起こし、衣装の変色を招く危険性があります。

     

    雛人形の飾り方種類ごとの収納のポイント

    雛人形には様々な飾り方のセットがあります。その種類ごとの収納のポイントについてお伝えします。

    段飾り

    いちばん華やかな段飾りは、七段飾りや三段飾りなどがあります。華やかな分、お人形をはじめ収納するものがとても多いのが特徴です。

    ですが、収納する際は、ひな段(飾り台)、お人形と小物、台屏風などと、それぞれ外箱が別になることが多く、箱の数は多いのですが、意外と収納できるスペースに合わせて、立てたりして収納することができます。

    お人形と小物などまとめて入っている大きな箱がかさばって収納スペースに困る場合は、収納したい場所のサイズに合うケースに合わせて、小分けにするとよいですよ。

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    収納飾り

    収納飾りとは、雛壇の中が空洞になっていて、雛人形や飾り道具を収納しておける箱にもなっている雛人形セットのことです。飾り方の種類は親王飾りや三段飾りがあり、飾るときは収納するケースの上に出して飾ります。

    ほとんどが木製でできていて、サイズによってはかなり重いです。

    雛壇に収納した後は、そのまま購入時の箱に片付けて、クローゼットなどに収納するとよいでしょう。

    片付けやすい収納飾りの雛人形▽

    片付けやすい収納飾りの雛人形

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    ケース飾り

    ケース飾りは、雛人形のお飾り一式がガラスやアクリルケースに入った状態のセットのことです。

    お片付けは、ケースごと購入時の箱にしまうだけなので、出し入れがとても楽ですが、収納にはかなりのスペースが必要になります。

    ガラスやアクリルの専用ケースは特注サイズが多く、もし割れてしまったら、修理代は高額もしくは修理できないこともあるので、取り扱いに注意が必要です。

    お人形やお道具はケース内で守られていますが、収納時に少し開けて換気するなど、湿気などの対策は気をつけてしましょう。

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    平飾り

    平飾りとは、高さのない飾り台や飾り布の上に雛人形を並べる飾り方のこと。

    最近人気で、お内裏様とお雛様のおふたりを飾る親王飾りが主流です。中には、三人官女や五人囃子も配置する華やかなものもありますよ。

    とてもコンパクトに収納できるので、収納スペースの少ないアパートやマンションにお住まいの方におすすめです。

    特に、布製の飾り布だと軽量で、収納も絨毯のように折りたたむかクルクル巻くだけでOK。飾るときも、飾り布を前に垂らしたり、後ろに巻いたり。スペースを自由に調整できるので、飾るときも収納時も置き場に困りません。

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    まとめ

    • 収納場所は、湿気や寒暖差、直射日光を避けられる寝室などのクローゼットや押し入れの上段がおすすめ。
    • 収納する箱は、できるだけ購入時の箱か桐箱が理想的。
    • キレイに収納するためのコツは、晴れた湿気の少ない日にしっかりホコリを落とし、防虫剤を入れて片付けること。

     

    家族にとって大切な雛人形。収納場所や収納のコツを押さえて、長くキレイに使いづけられるように収納しましょう。

    これから雛人形の購入を考えられている方は、収納のしやすさなども考えて、飾り方の種類を選ぶとよいですね。

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