• 五月人形で人気の兜は?武将ごとにデザインの特徴などをご紹介します!

    五月人形の兜って種類がたくさんあって、どんな風に選んだらいいのか迷いがち。五月人形には、戦国武将をモチーフにしたものがたくさんあり、最近では、有名な武将のデザインに人気が集まっているんです!

    迷ったときは、戦国武将をモチーフにした五月人形から選ぶと、どんな子どもに育って欲しいのか、その人の功績や人柄に思いをのせて選びやすくなりますよ。

    今回は、五月人形で人気の有名武将について、人柄や兜のデザインなど詳しくご紹介いたします!

    五月人形で人気がある戦国武将ランキング

    五月人形で毎年人気の高い武将は、伊達政宗、徳川家康、上杉謙信の三武将なのですが、他にも魅力的な武将がいますよ。五月人形で人気の武将をランキングでご紹介します!

    【五月人形で人気がある武将ランキング】

    • 1位→伊達政宗
    • 2位→上杉謙信
    • 3位→徳川家康
    • 4位→織田信長
    • 5位→武田信玄
    • 6位→真田幸村
    • 7位→直江兼続
    • 8位→豊臣秀吉
    • 9位→源義経
    • 10位→加藤清正

    どの武将も、よく名前を聞いたことがある武将ばかりですが、「でもなんで五月人形でこの武将が人気なの?」って思いますよね。

    五月人形を選ぶとき、ただデザインだけで選ぶのではなくて、どんな子どもに育ってほしいかを願って選ぶのですが、武将をモチーフにした五月人形だと、その人の功績や人柄などを踏まえて「将来はこうなってほしいな」「この人みたいに真っ直ぐな心に育ってほしいな」のように、子どもの姿がイメージしやすくなります。

    人気の武将に挙げられた名前を調べてみると、ただ戦に強いだけや名前が有名なだけでなく、人柄の良さや運の良さなど、選ばれる理由がたくさんある人物なんですよ。

    特に、歴史が好きな方は、もうすでにお気に入りの武将がいるかもしれませんね。そんな方は、お気に入りの武将を選ぶのもステキですが、私のように五月人形の購入を考えるまで、こんなにたくさん武将をモチーフにした五月人形があるなんて知らなかったというママもいるはず……!

    ランキング上位でよく選ばれている武将について、人柄や兜のデザインなどわかりやすくご紹介します!

    伊達政宗

    近年よく見かける月のモチーフの五月人形は、この人のデザインではないでしょうか?まずは、一番よく選ばれている伊達政宗についてご紹介します!

    エピソードや人柄

    伊達政宗のエピソードといえば、豊臣秀吉とのこの話が有名です。

    豊臣秀吉の天下統一が近づいた頃、政宗は秀吉に従って小田原攻めに加わるのか迷っていました。悩んだ末、秀吉について行くことに決めたのですが、その決断に時間がかかり秀吉を怒らせてしまったのです。そこで政宗は、秀吉の元へ白装束の格好で行き、死の覚悟はできているという意思表示をし、謝りました。秀吉はこのパフォーマンスを気に入り、政宗は許してもらえたそうです。

    このように、政宗の振る舞いが大胆だったり、物事に恐れずに突き進む性格だったエピソードが色々とあります。

    他にも、オシャレでよく目立つ男性を指す「伊達男」という言葉は、伊達政宗が由来と言われているように、オシャレで派手な人というイメージもありますね。

    兜のデザインの特徴

    兜の前立に、左右非対称な大きな三日月をモチーフにしたデザインが多いです。この大きな三日月の前立を決めたのは、政宗の父と言われています。政宗が生まれた時の旗印を太陽のモチーフにした「白地に赤丸」としたため、前立はその太陽に合わせて月に決めたそう。息子のシンボルを二つの天体にすることで、天の神様のご加護を祈ったのではないでしょうか。

    三日月はこれから満ちていく月、そこに天下を狙う志が込められているのではというお話もあり、政宗の野心が感じられますね。

    五月人形に込められた想い

    • 目標に向かって突き進む子に育ってほしい
    • 聡明さのある子に育ってほしい
    • 勇猛果敢に目標に真っ直ぐ挑む子に育ってほしい

     

    五月人形 武将兜

    上杉謙信

    月をモチーフにした五月人形のデザインはこの人も。上杉謙信についてご紹介します!

    エピソードや人柄

    謙信は、最強の戦国武将の1人とも言われ、70回以上参戦した戦のほとんどに勝利するほど、戦略家の武将でした。

    敗北は、生涯でたった2回だけという強運の持ち主。卑怯な戦い方はしない、義理人情に厚い誠実な人柄であったエピソードがあります。

    「甲斐の虎」と称され、戦が強かった武田信玄は、謙信のライバルでした。ある時、信玄の周辺大名からの嫌がらせで、海のない甲斐(現在の山梨県)への塩の供給が止められてしまいました。それを知った謙信は、困っている信玄に塩を送って助けたそうです。

    謙信がとても優しい人だったことが伺えますね。

    兜のデザインの特徴

    兜の前立には、太陽を表す日輪と三日月のデザインをモチーフにしているのが特徴です。

    謙信は「妙見信仰」を信じていたとされ、その教えである太陽と月をモチーフにしているのではと言われていて、太陽と月には「勝利や護身の加護」があるとされています。

    太陽と月のデザインの兜にすると、明るい男の子に育ちそうですね。

    五月人形に込められた想い

    • 意志が強く真っ直ぐな子に育ってほしい
    • 分け隔てなくみんなに優しい子に育ってほしい
    • 運の強い子になりますように

     

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    徳川家康

    名前を知らない人はいないくらいの有名武将、徳川家康についてご紹介します!

    エピソードや人柄

    戦国時代を終わらせて、天下統一を果たした武将。

    ある日、豊臣秀吉に自身が持っている高価な茶碗を自慢されたとき、家康は「私はこんな風に披露できるようなものは持っていないが、私には私のために飛んできてくれる家臣がいる。家臣が宝だ」と話したそうです。それだけ自分が信じて、また自分を信じてくれる仲間がいるということはとても幸せですよね。

    数々の戦に勝利し、天下を取った家康には何があっても最後まで突き進むというイメージがあります。ただ無鉄砲に突き進むのではなく「鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス」の句に例えられるように、じっくり待ち、絶好のタイミングを見極めることのできる忍耐強い人でもありますね。

    兜のデザインの特徴

    家康の兜は、シダの葉をモチーフにしているのが特徴的です。常に生き生きと緑色で育つシダは、生命力の強さから健康長寿、繁殖力の強さから子孫繁栄の象徴とされていています。

    特に、戦国時代を終わらせ天下統一を果たした家康の兜は「出世兜」と呼ばれ、大変縁起の良いものとされていますよ。

    五月人形に込められた想い

    • 忍耐強くたくましい男の子に育ってほしい
    • 物事を最後までやり抜ける子になってほしい
    • 自分の夢を叶えられる子になってほしい

     

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    織田信長

    ドラマなどの作品でもよく取り上げられて目にすることも多い織田信長についてご紹介します!

    エピソードや人柄

    戦国時代の革命児、カリスマと呼ばれることもある織田信長。統率力があり頼もしい人物として有名です。

    新しいことが好きな信長は、戦で鉄砲を積極的に使いました。当時の戦では、鉄砲は最終兵器とされていましたが、信長は常に使用し、長篠の戦では当時では異例の3000丁もの鉄砲を使ったとされます。

    他にも、「座」という商人たちの組合のようなものを廃止したり、市場税も廃止するように、不要と考えたことはすぐに取りやめました。

    常に新しい政策を考え、「楽市楽座」など昔からのやり方に縛られず誰でも自由に商売できる制度もを始めたりと、古くからの慣例にとらわれず、新しい世の中の秩序を作ったことも有名ですね。

    リーダーシップがあって決断力がある人柄ですが、身分が低いものとも仲良くしたり、庶民からも好かれる武将でした。

    兜のデザインの特徴

    兜の前立には、織田家の家紋である木工紋(もっこうもん)と御簾のデザインが施されています。木工紋とは鳥の卵が入った巣のことで、御簾とは宮殿や寺院のすだれのことです。

    小鳥が巣から飛び立つことから子孫繁栄、御簾のデザインから神のご加護を受けるという願いが込められていると言われています。

    五月人形に込められた想い

    • リーダーシップを持って人まとめられる子になってほしい
    • 新しい時代を切り開いていけるような子になってほしい
    • 新しいことにも果敢に挑戦するような子になってほしい

     

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    武田信玄

    他にはない、かなり強そうな特徴を持つデザインの兜は、武田信玄のものです。武田信玄についてご紹介します!

    エピソードや人柄

    「甲斐の虎」と言われ、恐れられていた武将の武田信玄。文武両道で知的な武将でした。

    戦略に長けており、戦に強かったのですが、勝ちすぎるのは良くないと考えていた謙虚な一面もあります。「戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とする」という言葉を残していて、五分五分(引き分け)の場合はこれからも頑張ろうと思え、七分勝ってしまうと怠け心が生まれてしまい、十分(完全勝利)すれば敵を舐めてしまい驕りが出るという意味で、自分を律する厳しさが感じられますね。

    家臣や領民を大切にし、周囲からの信頼や人望が厚かったとされます、地元の発展のためにも尽力したことから、現代でも愛されている武将の1人です。

    兜のデザインの特徴

    前立は、赤い鬼の顔や鹿の角のデザインに白毛が施されています。この兜のデザインは、武田家に代々伝わっていたものだそうです。頭頂部に白いヤクという動物の毛が使われている兜は、「諏訪法性兜(すわほっしょうのかぶと)」と呼ばれていています。当時、輸入でしか手に入れることの出来ないヤクの毛を使うことで権威を示していました。

    頭頂部から後頭部に流れる白い毛は、ものすごい迫力が感じられますね。

    五月人形に込められた想い

    • 周りの人から信頼される子になってほしい
    • 文武両道を極める子になってほしい
    • 謙虚さとリーダーシップを兼ね備えた子になってほしい

     

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    真田幸村

    豊臣秀吉に揺るぎない正義を貫いたとして有名な真田幸村。徳川に寝返ることもできましたが、秀吉を裏切ることはしませんでした。

    味方の甲冑を赤で揃えたことで、その迫力がすごかったと言われていますね。

    五月人形の兜のデザインは、六文銭と鹿の角のデザインがトレードマークになっています。六文銭は三途の川の渡し賃と言われ、死ぬ覚悟をして戦に挑んでいたという意味を持ち、鹿の角は、古くから鹿が神の使いとして大切にされてきたことから神の御加護を祈っていると言われています。

    直江兼続

    直江兼続は、武将というよりも、上杉家の参謀として能力を発揮しました。知性や教養があり、頭がいいイメージの人物です。

    兜のデザインに、大きな「愛」という漢字一文字をモチーフにしていて、斬新で印象的。このデザインは、上杉謙信が戦勝祈願した神社の名前(愛宕神社)が由来しているという説と、信仰していた愛染明王から取ったという2つの説があります。

    領民を大事に考えたり、律儀な性格で、周囲の信頼を集めていたそう。

    兜のデザインにもあるように、愛を大切にする優しい子に育ってほしいといった願いが込められますね。

    豊臣秀吉

    農民から天下人にまで出世した、努力を惜しまない武将だった豊臣秀吉。恵まれない生い立ちでありながらも、織田信長に認めてもらうために気配りやアイデアをどんどん出しました。

    また、人をまとめる能力が長けていたとも言われています。

    秀吉の兜は、前立てではなく後頭部の方に菖蒲の仲間である馬蘭(ばりん)という植物のモチーフが後光のように広がっています。

    シンプルながら、スタイリッシュでカッコいいデザインですよ。

    五月人形の兜を飾るのはなぜ?

    五月人形は、男の子の健康と成長を願って飾ります。兜を飾ることで、魔除けや武将の精神力や思いにあやかるという意味がありますよ。

    武将にとって、鎧や兜は自分の身体を守るための大切な道具であり、お守りです。昔は、子どもへの厄災を祓うための身代わりとして鎧兜を飾っていました。戦国武将が身につけた鎧兜を飾ることで、大切な子どもの身を守るお守りにしていたのです。

    現代でもその思いが受け継がれ、五月人形として鎧や兜を飾ります。鎧や兜が子どもの身を守ってくれて、無事に成長しますように、との願いを込めているのです。

    昔は鎧兜を飾る家が多くありましたが、最近ではコンパクトな兜飾りが主流となっています。

    なかなか、鎧兜を飾るスペースがない!というお家でも大丈夫。家具の上に飾れるコンパクトなサイズでカッコいい本格的な兜がたくさんあります!

    形やサイズが変わりながらも、五月人形に親の願いと子どもの夢を重ねて飾る文化がずっと続いているのですね。

    まとめ

    • 毎年、人気の高い武将は、伊達政宗、徳川家康、上杉謙信の三武将。
    • よく見かける月のデザインの兜は、伊達政宗か上杉謙信。
    • 五月人形の兜は、男の子の健康と成長を願って、魔除けの意味も込めて飾るもの。

     

    五月人形の兜で、特に人気のある戦国武将についてご紹介しました!

    たくさんあるとどれにしたらいいか迷ってしまいますが、どんなお子さんに育ってほしいか、デザインも含めてじっくり考えてみてくださいね。